【小4理科/地層】地層による時代分け(3)新生代について見てみよう|中学受験のツボ[理科編]
地球の時代は、生物に注目してみると「先カンブリア時代」から始まり、「古生代」―「中生代」―「新生代」と考えることができます。
上記の分類でいうと、実は現代も「新生代」に入ります。年代としては、6600万年前くらいから続いている時代ですね。
ひとつ前の「中生代」はいわゆる“恐竜時代”でしたが、新生代の主役は、私たちほ乳類です。
これまで「古生代」と「中生代」について紹介してきましたが、今回は最後の「新生代」について詳しく見ていきましょう。
新生代の植物
問題
新生代になって、植物はどう変わった?
中生代は、現在でいうところのイチョウやマツ、ソテツのような「裸子植物」が繁栄していました。
ところが恐竜の絶滅と時期を同じくして、裸子植物の多くは絶滅してしまいます。そして、種子のまわりに果実を持つ「被子植物」が繁栄するようになりました(※1)。
被子植物は果実を動物に食べてもらうことで、その種子を離れたところに運べます。そのため、より広い範囲に繁栄できたと考えられています。
ちなみに、新生代の初期(古第三紀の始新世くらいまで)は温暖な気候が続いていましたが、その後、寒冷な気候に変わっていきました。
実は現代も、寒冷な気候と寒冷な気候のあいだの時期とされており、この後は「氷期」が来るのでは? と考えられています(※2)。
解答例
裸子植物の多くが絶滅し、代わりに被子植物が中心になった
※1 種子は、花の段階では胚珠です。果実は、花の段階では子房です。そのため「種子のまわりに果実がある」というのは、「胚珠のまわりに子房を持つ」とも言えます
※2 直近の70万年間は、「氷期」と「比較的暖かい時期(間氷期)」をおよそ10万年周期で繰り返していると考えられています
人類が誕生するまで
問題
人類は、どのよう流れを経て誕生した?
何をもって「人類」とするかには色々な意見がありますが、現在の研究によると、二足歩行をした最初の人類は「サヘラントロプス・チャデンシス」という猿人だと言われています。
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