【小6理科/生物】植物分野の総まとめ[4]花と実のつくりとはたらき|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは!
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
「植物分野の総まとめ」4回目の今回は、「花と実」に焦点をあててお話しします。
>> 第1回目(植物の分類)はこちら
>> 第2回目(植物の芽生えと成長)はこちら
>> 第3回目(根・茎・葉のつくりとはたらき)はこちら
Contents
花の基本構造と役割
まずは、花の基本構造と役割について見ていきましょう。
花の基本構造
花は植物が子孫を増やすための大切な部分で、次の4つから成り立っています。
- 花びら
- がく
- おしべ
- めしべ
代表的な花を例に、それぞれの特徴を紹介します。
サクラ
・花びらが5枚あり、春にピンク色の花を咲かせる
・おしべがたくさんある。胚珠は1個
アブラナ
・黄色い花びらが4枚、おしべは6本
・胚珠がたくさんある
エンドウ
・白い花。花びらが5枚、おしべは10本
・胚珠はいくつかある
タンポポ
・黄色い花びらが5枚つながっている合弁花(ごうべんか)
・おしべは5本、胚珠は1個
ヘチマ
・5枚の花びらが合わさっている合弁花
・おしべは5本、胚珠はたくさんある
アサガオ
・5枚の花びらが合わさっている合弁花
・おしべは5本、胚珠は6個
イネ
・葉脈が平行に並んでいる
・おしべは6本、胚珠は1個
花の役割
花のもっとも大切な役割は、次の世代の植物をつくることです。
花には「おしべ」と「めしべ」があり、受粉することで実をつけることができます。
このとき花粉がめしべの柱頭につくことで受粉し、花粉の核と胚珠の核がひとつになって受精をします。
アサガオ・エンドウ・イネなどはひとつの花のなかで受粉し、受精します。このことを「自家受粉(じかじゅふん)」といいます。
一方、多くの植物は自家受粉ではなく、ほかの株の花で受粉して受精します。このことを「他家受粉(たかじゅふん)」といいます。
他家受粉のメリットは、環境の変化や病気に強い子孫を残せることです。
実と種子の役割
続いて、実や種子の役割について解説します。
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